
[日時]2025年7月20日(日) 開場:13:00/開演:14:00(終演予定:16:30)
[料金]チャージ1,000円 + 1ドリンク以上オーダー
よく知られているようにフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732 - 1809)は、1761年から30年近くにわたりハンガリー西部の大貴族、エステルハージ家に仕え、ほとんど外界と接触することなく、エステルハージ・ミクローシュ・ヨージェフの命により数多くの作品を書き上げた。この間、彼の預かり知らぬところで交響曲は写譜され、演奏されるようになり、ハイドンの名声は各地で高まっていったのである。
他から影響を受けづらい鎖国的状況での献身的な音楽奉公、ニーズに応えるための創意工夫により、“アイデア・マン”ハイドンの交響曲は、オリジナリティ溢れる作品群となっていった。
現代、進行中の飯森範親と日本センチュリー交響楽団による交響曲全曲演奏シリーズ『ハイドン・マラソン』を除けば、ハイドンのシンフォニーがメイン・プログラムの演奏会に出くわすことは稀である。
コンサート・プログラムとしては分の悪いハイドンだが、SPレコード時代にはモーツァルトに負けず劣らずの音盤がリリースされている。今回はハイドン存命中から彼のシンフォニーを特に愛さしたオーストリア(ウィーン)、イギリス(ロンドン、リヴァプール)において、時代を代表する指揮者たちが録音したハイドンの名作4曲を、クレデンザ蓄音機で堪能する。
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[演奏盤]

交響曲 第88番 ト長調 ≪V字≫
クレメンス・クラウス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニカー
1929年6月13日 録音
HIS MASTER'S VOCE E 539/541


交響曲 第100番 ト長調 ≪軍隊≫
ブルーノ・ヴァルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニカー
1938年1月10日 録音
HIS MASTER'S VOICE D.B.3421/3423


交響曲 第94番 ト長調 ≪驚愕≫
サー・マルコム・サージェント(指揮)
リヴァプール・フィルハーモニック
1947年10月17日 録音
HIS MASTER'S VOICE D.X.1490/1492


交響曲 第104番 ニ長調 ≪ロンドン≫
サー・トーマス・ビーチャム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック
1939年1月18日、7月4日 録音
COLUMBIA MASTERWORKS MM-409(70079-D/70081-D)

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