[日時]2024年6月16日(日) 開場:13:00/開演:14:00(終演予定:16:00)
[料金]チャージ1,000円 + 1ドリンク以上オーダー
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ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler, 1886年1月25日 ベルリン - 1954年11月30日 バーデン=バーデン)の深淵なる音楽世界は、ベートーヴェンを中心に据えたバッハからR.シュトラウス、ヒンデミットに至るドイツ音楽の宝石によって構成されていた。
即物主義、新古典主義が浸透した20世紀前半、その潮流に乗ることなく、「伝統と自己の音楽表現、哲学とをどう両立させて、楽譜に書かれた音楽に命を吹き込み、どう音として立ち上げ、聴く者を魅了するのか?」を究極まで突き詰めようとした音楽家は、フルトヴェングラーただ一人と言っても過言ではなかろう。
今回はそのフルトヴェングラーのバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、いわゆる「三大B」のSPレコードの中から、ナチス政権樹立前(1930年)と樹立後(1937年)、そして戦後(1949年)の各時代に録音された誉れ高き名盤をクレデンザ蓄音機で演奏する。
1.J.S.バッハ『ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048』
(POLYDOR 95417/18 1930年 録音)
2.J.ブラームス『ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a』
(HIS MASTER'S VOICE D.B.6932/34 1949年3月,4月 録音)
3.L.v.ベートーヴェン『交響曲 第5番 ハ短調 作品67 ≪運命≫』
(HIS MASTER'S VOICE D.B.S.8374/78 1937年10月8日,11月3日 録音)
1.&3.:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2.:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団