
[日時]2025年10月19日(日)、11月16日(日)開場:13:00/開演:14:00(終演予定:16:00)
[料金]各回 チャージ1,000円+1ドリンク以上オーダー
1918年にブダペストで結成、カペー四重奏団、ブッシュ四重奏団と共に「SPレコード期三大クァルテット」と言われ、世界初となるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音を完成させたレナー弦楽四重奏団。同時期に同じくハンガリー国立歌劇場管弦楽団のメンバーで結成され、メンバー・チェンジを重ねながら1967年まで活動したブダペスト弦楽四重奏団が、4つの楽器の平等主義を取り、現代の弦楽四重奏のスタイルの礎を築いたのとは対照的に、レナーSQは19世紀からの流れを汲む第一ヴァイオリン主導型のスタイルを貫いた。現代人からするとその演奏はロマンティックで時代遅れの印象も免れないが、モーツァルトやベートーヴェンの演奏においては、豊かな音量と表情で聴く者を魅了してきたのも事実である。今回はベートーヴェンに次ぎ録音の多いモーツァルトの作品の中から、弦楽四重奏に限らず五重奏曲やオーボエ四重奏曲、クラリネット五重奏曲、そして天才的ホルン奏者、オーブリー&デニス・ブレイン親子が参加したディヴェルティメントも取り上げ、レナーSQの魅力に迫る。

(左から)シャーンドル・ロート(ヴィオラ)、イムレ・ハルトマン(チェロ)、イェヌー・レーネル(1stヴァイオリン),ヨージェフ・スミロヴィッツ(2ndヴァイオリン)
[演奏盤]
第1回 10月19日

オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
オーボエ/レオン・グーセンス
録音:1939年2月16日
HIS MASTER'S VOICE LX 256/257

弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387
録音:1930年1月20&21日
HIS MASTER'S VOICE LX 24/27

弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516
第2ヴィオラ/ルイス・ドリヴェイラ
録音:1930年3月2日
HIS MASTER'S VOICE LX 61/64

弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465
「不協和音」
録音:1923年11月7&8日
HIS MASTER'S VOICE L 1545/1548
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第2回 11月16日

セレナーデ 第13番 ト長調 K.525
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
録音:1929年3月6日
HIS MASTER'S VOICE L 1729/30

クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
クラリネット/チャールズ・ドレイパー
録音:1939年2月16日
HIS MASTER'S VOICE L 2252/2255

弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458 「狩り」
録音:1928年11月3日
HIS MASTER'S VOICE L 2261/2263

ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K.334 ホルン/オーブリー&デニス・ブレイン
録音:1933年3月1日
COLMBIA MASTERWORKS MM-379
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