
かふぇ あたらくしあ が所蔵するSPレコードの名盤(名演・隠れた名盤・希少盤・・・)を、「クレデンザ1926(時にシレナ1912)×78rpmの邂逅」コンサートと連動し、CD-Rにして頒布するシリーズ。
コンデンサーマイク1本で録音された音源は、イコライジング、マスタリングなどの作業を敢えて行わず、そのままCD-R化しています。
著作権および著作隣接権もすべてクリアになった音源ですので、安心してお楽しみください。
今回は2025年2月16日に開催された「クレデンザ1926×78rpmの邂逅 Vol.26~SPレコードで聴くブラームスの室内楽~」で取り上げた4作品をCD-R化。
既にLP化、CD化、データ化された録音から、これまであまり顧みられなかった録音まで、「室内楽の王者」ブラームスの神髄に迫る演奏を是非お聴きください。
いずれも1枚800円


LPレコード時代もヴァイオリニスト、教師として活動していたにもかかわらず、LPレコードの録音を全く残さず、また残されたSPレコードも復刻されることがなく時が過ぎて行ったイギリスの女流ヴァイオリニスト、イゾルデ・メンゲス(1893年5月16日生 - 1976年1月13日没)。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の世界初録音は1924年の旧吹込み時代にメンゲスによって行われた。
今回CD-Rでお届けするのは、ベートーヴェンのクロイツェル・ソナタと並び、メンゲスの電気録音期を代表するブラームスの第3ソナタ。
「はちみつのようなヴァイオリン」と称されるメンゲスの香り高く、ロマンティックな演奏をご堪能ください。
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今シリーズ Vol.2でお届けしたイゾルデ・メンゲスと共に、SPレコード時代でその録音活動を終えてしまったハンガリー出身の女流、イェリー・ダラーニ。彼女のソロによる本格的クラシック作品のSPレコードは、旧吹込み時代のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲 第3番のみ。
しかし、ピアノ三重奏のメンバーとして、ピアノのマライ・ヘス、チェロのガスパール・カサドとブラームスの珠玉の名曲。ピアノ三重奏曲第2番を録音していた!
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パウル・ヒンデミットやウィリアム・プリムローズらとともにヴィオラの独奏楽器としての地位の確立に貢献したイギリス出身のライオネル・ターティスは、ロンドン王立音楽院在学時、弦楽四重奏でヴィオラを弾いたことをきっかけに、ヴァイオリンからヴィオラに転向する。
その後、ソリストや室内楽で活躍し、ウジェーヌ・イザイ、ジャック・ティボー、フリッツ・クライスラーといった、錚々たるヴァイオリニストと共演している。
20世紀初頭までは、ヴィオラは独奏楽器としてはほとんど無視された存在だったが、ターティスらの登場により、近代以降、ヴィオラの独奏曲も多く作られるようになった。
ウォルトンのヴィオラ協奏曲はターティスのために作られた作品であり、他にもバックスのヴィオラ・ソナタや、ヴォーン・ウィリアムズの『野の花』、グスターヴ・ホルストの『抒情的断章』などもターティスのために作られた。
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ブッシュ、ゼルキン、オーブリー・ブレインのブラームスの「ホルン三重奏曲」の録音は、これを越えるものがないと言われる位の名演奏・名録音で。録音の翌年の演奏会でも、「この演奏会を聴けた者は幸福である。トリオとして、昨日の演奏者たちは申し分ない。技術的な卓越、また、音楽的な感性の点からも、まさに理想的なメンバーであった(MorningPost…1934 年3月8日付)」と絶賛されている。